殉職自衛隊員合同慰霊祭齋行

3月16日、徳島地本の支援を受け、徳島県護國神社において、令和6年度徳島県出身殉職自衛隊員合同慰霊祭を主催者として齊行した。
護國神社には殉職自衛隊員24柱が合祀されており、県内在住14ご遺族から4名のほか、徳島県を警備隊区とする第15即応機動連隊長(代理)、徳島教育航空群司令はじめ県内各部隊長等、そして防衛協力諸団体の代表、役員、隊友会員など総勢約50名が参列した。
本殿において祭主である髙木会長の祭文奏上、参列者の玉串奉奠により、厳かに慰霊の式典が齊行された。その後、故人を偲びつつ、会食・懇談が行われ、来賓の各部隊長、先任伍長・曹長、協力団体会長・役員から部隊の状況やご遺族への激励の言葉などを頂くとともに、ご遺族から近況やご遺族との思い出などをお話し頂いた。次回の再来を期して、無事に慰霊祭を終えることができた。(事務局長・近藤嘉宏)
松茂町防災図上訓練支援
2月22日、松茂町防災図上訓練を9名で支援した。
これまで12年間福田忠典顧問が防災アドバイザーとして松茂町の防災訓練を指導してきたが、今回は、徳島県危機管理監の岩原傑会員を中心とした自衛隊出身の防災監等6名を統裁部要員として動員した訓練を行った。
県防災対策推進課と松茂町危機管理課の盛一也会員で緻密な訓練実施計画を作成し、福田顧問を長とした状況付与班から逐次状況を付与し、指導班として南部県民局の芝野雄一会員などが災害対策本部各班の活動を見つつ指導を加えた。
回を重ねた訓練、事前勉強会、実際の能登半島地震などから、昨年以上に町災害対策本部としてより主体的に深く考えた対処活動を行っていこうという姿勢が見られた。
松茂町長からお礼の言葉があり、今後とも支援する所存である。(事務局長・近藤嘉宏)
徳教空群新成人野外訓育訓練激励
徳島県隊友会松茂東支部(支部長・元木坦)、松茂西支部(支部長・裏辻南雄)、名西支部(支部長・矢野隆政)及び徳島南支部(支部長・森本聖子)は、2月14日、海上自衛隊徳島教育航空群(群司令稲崎精一郎1海佐)の新成人野外訓育訓練を激励した。
群司令以下新成人を含む約30名が基地から約12kmを行進後、標高290mの眉山を登坂したものを山頂で隊友会員が出迎えた。昼食後、山頂で新成人の5名が新成人の抱負を発表し、隊友会員8名はそれぞれ激励の言葉を送った。
本訓練と隊友会の激励が恒例化し、部隊と隊友会との絆が深まってきたものと考える。(事務局長・近藤嘉宏)
北徳島分屯地創立15周年記念行事参加
2月8日、陸上自衛隊北德島分屯地創立15周年記念行事に会長以下10名が参加した。今回は第14飛行隊長兼ねて北徳島分屯地司令の桑原正之1陸佐から福田忠典顧問に、部隊誘致、部隊・分屯地協力団体創設以来の貢献に対する感謝状が贈られた。
北德島分屯地は、海上自衛隊徳島航空基地内に所在する部隊で歴史は浅いが、海自及び地元松茂町との関係も良好である。隊友会としても部隊と連携し、自衛隊の存在感を高めていくよう努めていきたい。
(事務局長・近藤嘉宏)
南海レスキュー訓練研修・15即応機動連隊との懇親会
1月14日、那賀支部(支部長・延秀世)、阿南支部(支部長・新濵定夫)及び海部支部(支部長・戎谷利公)は、海陽町大里松浦海岸で実施された南海レスキュー訓練研修に参加するとともに、第15即応機動連隊(善通寺)との懇親会に参加した。
海岸沖の輸送艦からAAV7が支援物資を陸揚げする様子を確認後、実機を見学した。近くの公園で装備品展示も同時に実施されており、大場剛第14旅団長らによって参加者に丁寧な説明が行われていた。
第15即応機動連隊は、南海レスキューに伴う県南の那賀郡・海部郡の偵察及び装備品展示を実施した後、災害時、展開地に指定される予定の公園など2か所に展開した。各支部は、この展開地を訪問(那賀会場5名、海部会場7名)し、徳淵文雄連隊長らとバーベキューで懇談するとともに、今後の活躍を期して激励した。(事務局長・近藤嘉宏)
第14施設隊戦技競技会激励

小松島支部(支部長・山﨑忠雄)及び阿南支部(支部長・新濵定夫)は1月21日、22日の両日、14施設隊の戦技競技会を激励した。
21日は銃剣道が行われ小松島支部2名が、22日は持続走及び断郊が行われ阿南支部2名がそれぞれ応援・激励を実施した。
銃剣道団体戦は、新隊員、士、曹、幹部、女性などのクラス分けを工夫し各隊総当たり戦を実施した。また、個人戦、士の部、曹の部が行われ、いずれも熱戦が繰り広げられ応援にも熱が入った。
持続走及び断郊は、施設職種の特性が現れており、粘り強く走っていたのが印象的であった。(事務局長・近藤嘉宏)
自衛隊協力10団体新年互礼会共催

1月12日、県内団体共催による「自衛隊協力団体新年互礼会」を幹事団体として企画開催した。
本行事は自衛隊協力団体・部隊OB会等10団体の相互協力と賀詞交換会の効率的開催を狙いとする恒例行事で、国会議員、県知事、各市長等及び関係陸海部隊長等のご来賓並びに各協力団体会員等約170名の参加を得て、盛会裡に終えることができた。(事務局長・近藤嘉宏)
新年初訓練飛行激励

1月6日、海上自衛隊德島教育航空群(松茂町)の初訓練飛行を激励した。
稲崎精一郎群司令の年頭訓示に続く初訓練飛行を激励した後、各隊先任伍長6名と懇談して部隊、隊員の現状を確認するとともに隊友会の活動状況を説明し理解促進を図った。昨年に引きつづいたイベントで部隊と隊友会との絆が深まった。(事務局長・近藤嘉宏)
防災フェア協力

12月8日、アスティ徳島で行われた徳島県防衛協会設立60周年及び自衛隊徳島地方協力本部創立70周年記念イベント「徳島防災フェア」を会員8名が参加・協力した。
徳島地本からのブース出展の依頼に基づき、簡易担架及びロープワーク体験を行った。防災フェアはミニ観閲行進、音楽隊演奏、記念飛行などが行われ、隊友会の体験ブースにも多数の方が詰めかけ、イベント盛り上げの一助になった。(事務局長・近藤嘉宏)
阿南市総合防災訓練支援
阿南支部(支部長・新濵定夫)は、11月24日、陸上自衛隊徳島駐屯地で実施された令和6年度阿南市総合防災訓練を支部長以下3名で支援した。
訓練は、南海トラフ地震による家屋倒壊に加え、大津波警報が発表されたとの想定のもと実施された。
会員は倒壊家屋内で救助を待つ被災者と倒壊建物に挟まれ、身動きがとれなくなった被災者役を担当した。各々被災者役に成りきり、捜索活動の地元消防団と救援に駆けつけた徳島駐屯地所在の第14施設隊員に救出される場面を演じ、見学する地元住民の防災意識の高揚に貢献するとともに、隊友会阿南支部の存在を示すことができた。(支部長)
県総合防災訓練参加

11月7日、鳴門市ウチノ海総合運動公園を主会場として実施された県総合防災訓練に会長以下12名で参加した。
訓練は、南海トラフを震源とする地震及び津波を想定し、隊友会員は被災地での負傷者役と避難所の避難民役として参加した。主会場の被災家屋等から救助された負傷者はその場での応急処置を受け、内2名は徳島港の災害医療支援船にヘリで搬送され治療を受けたが、その状況がニュースで報道された。
一方、近傍小学校に開設された避難所に避難民として訪れ、デジタル避難所チェックインの検証、健康状態の確認、到着物資の搬入などを行った。高齢の為スマホ操作が困難な状況も提示でき実践的な検証に寄与したと考える。
南海トラフ地震臨時情報、能登半島での度重なる災害を目の当たりにした中での訓練であり、県、関係団体、住民の防災意識がより高まったものと考える。(事務局長・近藤嘉宏)
徳島縣護国神社例大祭支援

11月2日、徳島縣護國神社で行われた例大祭及び移転遷座20周年記念事業竣工奉告祭の運営を護国神社奉賛会、徳島県遺族会、日本赤十字社徳島県支部とともに支援した。
隊友会は、県知事をはじめとする来賓、遺族及び一般参拝者のための臨時駐車場の事前整備、案内誘導などを担当しており、延べ14名の会員で支援し、大祭副委員長として髙木会長が、隊友会代表として岡田顧問が参列した。
台風崩れの低気圧の影響で、雨が降ったりやんだりの状況であったが、終盤の奉納阿波踊りの後は雨合羽や傘も間に合わない大雨ととなり、みなずぶぬれの状態になったが、例大祭は無事に終了した。
隊友会としては、高齢化により支援人数が減少しており、早急に体制を整える必要性を感じた。(事務局長・近藤嘉宏)
松茂町総合防災訓練支援

10月26日、松茂東支部(支部長・元木坦)及び松茂西支部(支部長・裏辻南雄)は、松茂町総合防災訓練を支援した。
地域住民で構成する自主防災組織が主体となり、避難所開設・設営訓練を実施するもので、元木支部長は避難所開設運営組織の副代表として、その他の隊友会員は避難者役及び運営本部各班の活動状況の評価を行った。避難所開設・設営の後、災害時のトイレに関する講演、医療救護訓練が実施された。また
小松島「港まつり」支援

7月14日(日)、小松島市夏の最大イベント「小松島港まつり」を支援した。
徳島県自衛隊地方協力本部(本部長・袴田重征1海佐)協賛の護衛艦「うみぎり」による艦艇広報において、かき氷販売にて来場者をもてなした。
時折雨の降るあいにくの天気と主会場から離れた金磯岸壁での開催であったが、多くの見学者であふれた。そして、雨が止んで蒸し暑くなった時などは、かき氷の作成が追い付かなくなる場面もあった。来場者は一様に楽しかったと口にされており、我々のかき氷販売も広報の一助になったと考える。(事務局長)
令和6年度定期総会

6月30日(日)、徳島市内のホテルにおいて令和6年度県隊友会総会を開催した。今回は、海上自衛隊第24航空隊の葬送式と重なったため、開始時刻等を変更して実施した。
正会員33名が参加した総会では、まず殉職隊員及び物故会員への黙祷を行い、会長から葬送式の模様、先日参加の本部総会の概要並びに3年連続して隊友紙掲載賞に県隊友会が選ばれたことの紹介があり、所要の議案は全会一致で承認された。
最後に、福田顧問から退任する中村事務局長の隊友会活動への多大な功績が紹介された。
引き続き、特別会員 等13名を迎えての講演会では、徳島文理大学総合政策学部教授兼国際部長の髙橋孝途氏(隊友会員)から「中国による台湾武力侵攻の可能性について」と題する講話が行われ、昨今の緊迫した国際情勢もあり、皆緊張感をもって聴講した。
懇親会を中止するなど、急遽の変更にもかかわらず徳島教育航空群司令始め県内所在の陸・海自衛隊部隊長にも講演会に参加いただき、有意義な総会を終えることができた。(事務局長・近藤嘉宏)
14施設隊の渡河訓練激励

8月22日、徳島駐屯地第14施設隊(隊長・𠮷田正幸2等陸佐)が近傍の桑野川で実施した渡河訓練(軽門橋構築、漕舟)を見学・激励した。
隊は8月初旬に夏期集中野営を計画しその一環で訓練見学・激励を予定していたが、沖縄・九州地方を襲った迷走台風6号の影響で訓練を順延し隊訓練の規模を縮小すると共に新隊員後期課程の漕舟訓練を併せこの日に実施したものである。うだるような暑さの中、徳島南・小松島・阿南各支部から会員有志8名が現地集合し訓練指導官の副隊長から全般説明を受けた後、班長の命令下達のもと10数名の班員(女性隊員2名を含む)が一糸乱れぬ手順で軽門橋を構築する姿に一堂思わず拍手を送った。
その後、新隊員後期課程教育中の19名による初めての漕舟訓練を見学したが、今回の後期課程は団結が固いとの説明通り、初めてとは思えない息の合った櫂捌きに今後を期待するところ大であった。新隊員の労をねぎらうと共に隊友会の組織と活動などの説明をしていただくよう担当者にお願いし、清々しい気持ちで見学・激励を終えた。(事務局長・中村信康)
松茂町表彰の受賞

8月1日 松茂町の町政施行62周年記念日の表彰式に高木会長、福田顧問、岡田顧問の3名が参列し松茂町表彰を受賞した。これは松茂町の防災行政の向上に貢献した功績が認められたものである。県隊友会は、本年1月24日に徳島県知事からの表彰を受けたばかりで、度重なる慶事である。
県隊友会は、東日本大震災の後、平成24年度から松茂町の防災業務支援に協力し、当初有志6名で防災図上訓練の統裁・状況付与を担当し、毎年その内容の充実を図ってきた。「継続は力なり」の言葉のとおり、年を追うごとに隊友会員の参加者が増加(昨年は計18名)し、協力範囲も避難所運営訓練の支援にまで拡大し、特に大津波に弱い町の防災対応に尽力してきた。隊友会員の中には、現役の県・市・町の防災監やそのOB、大災害派遣経験者等も含まれ、役場の信頼も大きい。
松茂町は人口約1万6千人の小さな町ながら、海自徳島教育航空群、陸自第14飛行隊が所在している。県隊友会は、防災業務支援が「町と自衛隊との連携の強化」や「町民の自衛隊への信頼の強化」に繋がることを期待している。また、時代の流れに順応した防災業務支援のため、若い会員の積極的な参加を図っているところである。 (顧問 福田忠典)
第15即応機動連隊第1中隊の訓練激励

徳島県隊友会那賀・海部支部(支部長・延 秀世、戎谷利公)は、7 月 11 日、陸上自衛隊第 14 旅団(香川県善通寺市)隷下第 15 即応機動連隊第 1 中隊の隊区偵察・行進訓練を激励した。
同連隊は徳島県を警備隊区としており、第 1 中隊は南海トラフ大地震で大津波を想定する県南部 4 町を担任するため、今回の訓練では前日の 10 日は、支援対象とする各町市街地近傍までの海岸及び山間隘路沿いの車両接近経路について偵察を行い 11 日は訓練参加総員 31 名を 4 個梯隊として山間集結地点から被災想定市街地までの約20 キロメートルを徒歩行進により偵察したものである。
幸運にも梅雨の合間の青空に恵まれたものの 30 度を超える炎天下を踏破して最終集結地点「みなみらいスクエア」に逐次到着する隊員達を県隊友会那賀・海部支部会員及び家族会有志が盛大な拍手とかけ声で出迎え、激励して今後益々の健闘を祈った。(支部長・戎谷利公)
第15即応機動連隊第3中隊の訓練激励

徳島県板野東・西支部(支部長・廣瀬武人、奈尾大五郎)は、3月15日、陸上自衛隊第14旅団(香川県善通寺市)隷下第15即応機動連隊第3中隊の隊区偵察・行進訓練を激励した。同連隊は徳島県を警備隊区としており、第3中隊は南海トラフ大地震で津波を想定する県北部と直下型地震を想定する県西部の広域を担任するため、今回は紀伊水道と接する徳島航空基地から西20kmに位置する防災拠点「あすたむらんど徳島」の間の要点、景観などを確認するるとともに往復約40キロを行進するもので、中隊長以下約50名が早春のさわやかな風景に誘われ颯爽と行進して同防災拠点に集結する姿を両支部会員10名と徳島県家族会員数名が盛大な拍手とかけ声で出迎え、激励して今後益々の健闘を祈った。(支部長・廣瀬武人)
県知事表彰の受賞

徳島県隊友会は1月24日、徳島県庁において令和4年度「未来を守る防災活動賞徳島県知事表彰」を受賞した。
今回の表彰は危機管理・防災訓練協力指導等部門で功績が認められた徳島県隊友会以下2団体及び個人1人並びに自主防災活動の顕著な4団体が表彰された。
隊友会は四代に亘る自衛隊OBの県防災企画監と連携を継続して十年以上に亘り県及び市町村防災訓練の企画や訓練統裁・指導並びに実施協力団体としての参加の成果が賞賛されたものである。
徳島県は喫緊の課題である「南海トラフ巨大地震」と「直下型中央構造線活断層地震」への備えを重視して、現在は自衛隊OBを県防災企画監等として県・市・町に15~17名程度採用しており、県隊友会は、彼等と緊密な連携を図りつつ毎年5~7件の県・市・町計画の防災訓練・国民保護訓練(図上・実動)に支援・協力し貢献している 表彰受けに伴い更に協力態勢の向上発展を図りたいが将来の危機管理ニーズの多様化の一方、適任者の老齢化や後継者の減少等今後の課題は多い。(事務局長・中村信康)